一口に証拠と言っても、どんな証拠が意味を持つのか、またその証拠をどのように集めたらいいのかが分からないと、単に無駄打ちをしてしまうことになりかねません。証拠や情報を収集する際のポイントをまとめました。
自分で証拠を集める
相手の言動を書き留める
相手があなたに「言ったこと」や「したこと」などを日記やメモなどに、日付と内容を詳細に書き留めておくことは一つの証拠となりえます。
特に、日記やスケジュール帳などに言われた直後に書き留めておくことは、内容の信用性が高いと判断されることがありますので記憶が鮮明なうちに書き留めておくことが重要です。
相手の発言を録音する
相手があなたに言ったことを録音した音声も重要な証拠となります。
相手に内緒で録音しても良いのかということをよく聞かれますが、録音を禁止されている場所でない限り、相手に断りなく録音することは差し支えありません。
相手の言動を撮影する
相手が言ったことや、していることを撮影した動画も重要な証拠となります。
携帯電話やスマートフォンビデオカメラなどで録画します。例えば、自宅で日常的に相手から暴力を振るわれていたり、暴言を吐かれているなどの場合には、相手にわからないように部屋に定点カメラを設置して録画しておくことも一つの方法です。
封書から証拠を探す
相手の携帯電話見ることと同様に、相手宛の封書を見ることはプライバシー侵害ということになり、民事上の責任を問われる可能性がないとは言えません。また、信書を開封することは刑事罰の対象になる可能性があります。
ただし、携帯電話の場合と同様に、民事上の責任や刑事罰が科されるような事例はさほど多いとは言えません。
とは言っても、封書の中には、多くの証拠が存在する可能性もあります。
例えば、クレジットカードの明細書から、いつどこで食事をした、ホテルに行ったなどの情報が分かることもありますし、不倫相手からの手紙で不倫をしていたことが分かるように内容を取得することもできます。
相手宛の封書についても、携帯電話と同様に、民事の裁判上では証拠として使うことができます。
書類をコピー撮影する
相手名義の「預貯金通帳」など財産が分かるものを同居中にコピーや写真を撮るなどして保管しておくと、離婚を伴う財産分与の時に相手が財産を隠すことを防ぐことができます。
また、相手が不倫などしていることがわかる「メール」や「LINE」、「写真」「ホテルの領収書」などもコピーや写真を撮るなどして保管しておくと不貞行為に基づく慰謝料請求の証拠となります。
収集した証拠は必ず保管
証拠の収集は相手に気づかれないように行うことになりますので、例えば、「給与明細」や「預貯金通帳」「証券会社からの明細書のコピー」などは自宅には置いておかず、実家で保管するなど相手に不要な疑念を抱かせて証拠隠滅を誘発しないようにする必要があります。
携帯電話の写真やSNSのやり取り、音声写真などのデータは誤って削除したりデータが破損する恐れもあります。また、携帯電話そのものの故障などでデータの取り出しができなくなることもあります。
データの消失を防ぐために、外部機器へのバックアップやクラウドですぐに保管しておくことをお勧めします。
親戚・知人に頼って証拠を集める
あなたでなければ取得することが難しい証拠についてはあなた自身で取得する必要があります。反対にあなたでは取得することが難しい証拠もなかにはあります。
例えば、配偶者の不貞行為が疑われる場合には「尾行」して不貞行為が疑われる状況を写真で撮影するなどの証拠収集が効果的になります。
ところが、あなたが尾行をしてしまうと配偶者にバレてしまう可能性が高くなります。
そこでこのような場合には、配偶者に顔が知られていない親戚や知人に頼るということが考えられます。もし費用が許せば調査会社に依頼をするということも良いでしょう。
友人から情報収集
知人から様々な情報収集をすることも重要です。
例えば、配偶者がよく不貞相手と一緒に現れる場所を聞いたり、SNSでどのような投稿をしていたかなどです。SNSではプライバシー設定で特定の人しか閲覧できないような設定をすることが可能なため、自分で配偶者のSNSの投稿を全て確認することが困難な場合があります。
このような場合に、知人から配偶者のSNSの投稿情報を収集することが重要になってくることがあるのです。
調査会社に依頼
調査会社とは「探偵事務所」や「興信所」のことで、どちらも調査依頼を受けて「聞き込み」「尾行」「張り込み」といった方法により調査を行い、その結果を依頼者に報告する業務を行う会社です。
元々、興信所が企業や個人における経済に関する信用調査を、探偵事務所は浮気・素行・所在調査など、個人向けの行動調査を行っていましたが、現在は興信所・探偵事務所ともに「信用調査」「行動調査」の両方を請け負っているところがほとんどで、業務内容に明確な違いはありません。
浮気・不倫の証拠収集や事実関係を把握するために、調査会社に調査を依頼されることもあるかと思いますが、その調査にあたっては次のような点に留意する必要があります。
証拠撮影のポイント
まず、配偶者と不貞相手の顔がはっきりと撮影できていること。さらに「顔写真」や「全身写真」が様々な角度から撮影されていることも求められます。
そして、配偶者と不貞相手が具体的にどのような行動をしているのか、例えば、手を繋いだり、肩や腰に手を回すなどの行動が分かるように撮影する必要があります。
次に、密会場所の特定ができていること。具体的には「ラブホテル」や「マンション」の中に入ったとして、その入口付近の写真だけでなく、ラブホテルやマンション全体の写真も必要です。
それで初めて、具体的にどの場所に二人で入っていったかの特定ができることになります。
そして、その場所に入ったところだけでなく、そこから出てくるところの写真を撮影し、入った時間と出てきた時間がそれぞれいつであったのかも明確にしておきます。
アパートやマンションでは、同室に在室している現場を屋外から撮影するということも可能な場合がありますし、また、ベランダ・バルコニーに一緒に入るところや、そこに干してある洗濯物の撮影をすることで不貞関係を立証することが可能な場合もあります。
宮城県の調査会社なら第一探偵事務所
ここまで自分でできる「調査の方法」と「証拠集め」のポイントをご紹介させていただきました。離婚をお考えでしたら、証拠を集めて準備をしておくことが大切です。
しかし、知人や親戚などに不倫の証拠を掴むために「尾行」を依頼することは慎重に考える必要があります。
尾行は探偵でも難しい調査です。配偶者に知人の尾行がバレてしまい、警察に通報されてしまうリスクも十分に考えられます。
また、バレてしまった後で探偵に改めて調査を依頼したとすると、対象者が警戒を強めていることから調査が長引き、調査料金が上がってしまうことも想定しておかなければなりません。
第一探偵事務所では、熟練された調査員の尾行により「撮影のポイント」を押さえた証拠撮りを行います。「質」の高い証拠を収集することで、慰謝料金額の増額や「不貞相手」に対しても請求が可能です。
宮城県で探偵をお探しなら当探偵事務所まで、お気軽にご相談ください。
事務所名 | 第一探偵事務所 仙台本部 |
代表者 | 佐藤 翔吾 |
住所 | 宮城県仙台市青葉区中央4丁目10-3 JMFビル仙台01 2F |
探偵業届出番号 | 宮城県公安委員会 第22180018号 |
公式サイト | https://daiichi-tantei.com |
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